福利厚生ナビ「フィットネス」編【JISYAFIT】
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アブセンティーズムの予防策

アブセンティーズム対策で得られる効果と実践事例

治療コストが予防コストを大幅に上回る現実

欠勤が発生した後に対応すると、欠勤日数そのものによる直接損失に加え、代替要員手配や人件費増、医療費補填、休職者の復職支援、再教育に至るまで多重的なコストが生じます。

Deloitteの報告では治療コストは予防コストの3.7倍に達するとされています。国内製造業の事例では、腰痛による1日の欠勤だけでラインが2時間停止し、その間接損失は1人あたり4万6千円にのぼることが確認されています。

しかも、欠勤が連鎖すると残った社員の負荷が増えて疲労が蓄積し、さらに欠勤が発生するという「欠勤スパイラル」に陥ります。これによりチーム全体の士気低下や離職率上昇といった副次的な損失も広がるため、そもそもの「予防」が最も低コストかつ高い投資効果を発揮します。

三層予防モデルの活用

一次・二次・三次予防モデルで実現する欠勤ゼロ

欠勤予防には、WHOのWorkplace Health Promotion Frameworkや厚労省指針に基づく“三層モデル”が有効です。一次予防で全社員を対象に運動・栄養・睡眠のリテラシーを向上させ、健康行動を企業文化として根付かせます。

二次予防では健康診断やウェアラブルでハイリスク者を早期発見し、保健指導やメンタルサポートを行って状況の悪化を防ぎます。三次予防では休職者の復職支援と再発防止プランを段階的に実施し、復帰後の離脱を抑止します。

この三層を連携させた結果、欠勤率は業界平均の3分の1以下へ低下し、医療費は14%削減、プレゼンティーイズム指標は12ポイント改善、離職率は7%減少、健康投資ROIは平均2.8倍という成果が多数の企業で確認されています。

各層で実証された施策と成果

一次予防の例として、IT企業C社では月額1万円のフィットネス補助を勤怠データと連動させたところ、利用率が38%から71%に上昇し、腰痛由来の欠勤が28%、メンタル由来の欠勤が18%減少しました。

PC画面に座り過ぎ警告を表示し、90秒ストレッチ動画を案内しただけでも肩こり欠勤が約10%減少しています。

二次予防のD社では、健康診断結果を当日BIに反映し、BMIや血圧、HbA1cの異常を48時間以内に保健指導でフォローした結果、糖尿病関連欠勤が41%減・関連医療費が22%減少し、夜勤者向けには仮眠室とブルーライト調光照明を導入し、簡易睡眠検査で無呼吸を早期検出しています。

三次予防では、金融E社が復職プログラムを「週3日4時間→週4日6時間→通常勤務」と3段階で設計し、上司・産業医・人事による三者面談を実施。復職後3か月間EAPを無料延長し、ピアサポーターによる週1回の声かけを行った結果、再休職率は11.2%から4.9%へ半減しました。

クイックウィンと中期投資で一歩ずつ前進

まずは低コストかつ短期間で効果を実感できるクイックウィンを実施します。ウェアラブル100台の限定導入によるデータ活用パイロットや、全フロアに2分ストレッチポスターを掲出しQR動画を案内するだけでも、欠勤率や医療費に変化が現れます。残業が45時間を超えた社員への自動アラート配信も有効です。

半年から1年を見据えた中期投資としては、フィットネス補助の増額と利用率に応じたインセンティブ付与、社内カフェの減塩・低糖メニュー化、ISO45001とDE&I統合認証の取得などを組み込みます。

これらの施策は、健康KPIをIRやESGレポートに記載することで投資家や求職者への透明性を高めます。

まとめ|三層モデルを回し続ける仕組み化が欠勤ゼロ文化を育む

予防は一度きりの施策では完結しません。一次から三次までのサイクルを並行して運用し、効果指標をリアルタイムで監視しながらPDCAを高速で回す仕組みを整えることが、持続的なウェルビーイング経営の最短ルートです。

小さな成功体験を積み重ねることで、欠勤ゼロを当たり前にする組織文化を育みましょう。

形だけの福利厚生、もうやめませんか?

フィットネスの福利厚生は、社員の健康促進とストレス軽減に効果的です。しかし、形だけの導入ではなく、継続的な見直しが必要。

社員の声を聞き、ニーズに合った施策を取り入れることで利用率も満足度も向上します。

今注目のおすすめフィットネス福利厚生3選をご紹介します!

業務形態とカルチャーで選ぶ!
福利厚生フィットネスおすすめ3選

業務形態や企業風土で選ぶ
福利厚生向けのフィットネスサービス

2024年5月20日時点でGoogle検索にて「フィットネス 福利厚生」で検索し50位までに表示されるサービスの中から、下記の3つの業態や企業風土の特徴とサービスの提供形態や特徴がより合致するフィットネスサービスを紹介しています。

こんな企業におすすめ
リモートワーク社員がいる
デスクワークが多い
ボディパレット
ボディパレット
(フラクタルワークアウト)
引用元:ボディパレット公式サイト
(https://body-palette.com/)
  • 毎月『健康動態モニタニング』(サーベイ)で部署単位の健康状態を可視化。どの程度社員が運動習慣を続けられるかが明確になり、導入後の変化や具体的なデータの提示が可能。
  • ピラティス、ヨガなど豊富なオンラインプログラム。継続率98.1%(自社調べ)を誇る実績で、長期的な運動習慣の定着が期待できる。
料金 1名 550円(税込)/月~
備考       導入規模やカスタムセッション数に合わせて柔軟にプランを選択可能。※      サービス基本料金が別途発生。
こんな企業におすすめ
年齢層も志向もバラバラ
部署も多い大所帯
ベネフィットステーション
ベネフィットステーション(ベネフィットワン)
引用元:ベネフィットワン公式サイト
(https://corp.benefit-one.co.jp/)
  • 140 万件超の優待・eラーニング・健康アプリ「QOLism」にNetflix見放題まで組み込める総合福利厚生パッケージです。
  • 2024年4月時点で約1万6,000社・1,100万人が導入し、従業員のエンゲージメント向上と健康経営推進を同時に実現しています。
料金 学トクプラン:月額1,200円(税不明)/1名
得々プラン:月額1,000円(税不明)/1名
備考       別途入会金が発生。※一部利用料は給与から天引きされます。
こんな企業におすすめ
外出している社員が多い
出勤時間もまちまち
chocoZAPステーション
chocoZAPステーション(RIZAP法人)
引用元:chocoZAPステーション公式サイト
(https://business.rizap.jp/service/chocozapstation/)
  • 全国1,700店舗以上のchocoZAPを24時間365日利用でき、RIZAP関連8ブランドも特典価格で使える法人向け福利厚生プランです。
  • 体組成計&ヘルスウォッチの無償貸与と月次利用レポートにより、導入企業の従業員利用率は70%超(2023年実績)を記録しています。
     
料金 登録料3,000円~9,000円(税抜)/1名
月会費:1,100~2,700円strong>(税抜)/1名
備考       登録料について、人数割プランの場合は、初回のみ1回料金が発生します。新規で契約者が増える場合は、都度発生。